狩猟免許 知識試験の概要
狩猟免許試験のうち「知識試験」の出題形式・分野ごとの配分・受験のコツをまとめました。
試験の基本情報
- 形式: 三肢択一式(3つの選択肢から正しいもの1つを選ぶ)
- 出題数: 合計30問
- 試験時間: 約90分
- 合格ライン: 70%以上(21問以上正解)
出題分野と配分
| 分野 | 出題数 | 主な出題内容 |
|---|---|---|
| 法令 | 約13問 | 鳥獣法の目的・概要、狩猟鳥獣の種類、狩猟免許と猟具、免許の効力・更新、狩猟者登録制度、狩猟期間、捕獲数の制限、捕獲規制区域、土地所有者の承諾、鳥獣の捕獲許可、猟区、捕獲の定義 |
| 猟具 | 約6問 | 猟具の種類・構造・機能、使用方法(注意事項を含む)。免許の種別(網猟・わな猟・第一種銃猟・第二種銃猟)により出題範囲が異なる |
| 鳥獣 | 約9問 | 狩猟鳥獣の判別(形態・足跡・シルエット・彩色)、鳥獣の生態(行動特性・繁殖生態・分布・季節移動)、捕獲後の措置(残滓の処理・寄生虫・エキノコックス・放血処理) |
| 保護管理 | 約2問 | 鳥獣の保護及び管理の手順(個体群管理・被害防除対策・生息環境管理)、錯誤捕獲の防止、鉛弾による汚染の防止、人獣共通感染症の予防、外来生物対策 |
各分野の出題ポイント
法令鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法令(約13問)
鳥獣法一般(法律の目的・担当行政機関・体系)/ 狩猟鳥獣の種類・捕獲規制 / 狩猟免許と猟具の種類・使用規制 / 免許の効力・有効期間・更新・取得年齢・取消し / 狩猟者登録制度(資格・期間・登録証の取扱い・標識) / 狩猟期間の制限 / 捕獲数の制限 / 捕獲規制区域(銃猟の時間規制・方向規制・特定猟具使用禁止区域・鳥獣保護区・休猟区) / 土地占有者の承諾 / 鳥獣の捕獲許可(飼養・販売・劇薬等使用許可) / 猟区 / 捕獲の定義(追い出し猟・止めさし) / 鳥獣保護管理員・違法捕獲物の譲渡
猟具猟具に関する知識(約6問)
網猟: 網の種類(むそう網・はり網・谷切網・なげ網)・構造、片むそう網の仕掛け方・はり網の張り方・かすみ網
わな猟: わなの種類(はこおとし・筒式イタチ捕獲器・くくりわな)・締め付け防止金具・よりもどし・はこわなと囲いわなの違い・ストッパー、くくりわなの仕掛け方・とらばさみ
第一種銃猟: 銃器の種類・各部の名称・構造(安全装置・絞り・装てん数)、散弾・スラッグ弾・鉄散弾・弾丸の飛距離・最大有効射程距離・散弾の選択、銃の使用方法・受渡し・引鉄の重さ・空うち・服装・猟犬
第二種銃猟: 空気銃の種類・各部名称・特性・安全装置・弾丸の種類・飛距離・最大到達距離・圧縮ガス式空気銃の発射可能弾丸数、使用方法
鳥獣鳥獣に関する知識(約9問)
一般的知識: 鳥の生活型・希少種・分類方法・分類群・国鳥・ノネコ/ノイヌ・体長の測定・内臓・餌付け
判別: 狩猟できる鳥獣/できない鳥獣・全国で狩猟できる鳥獣・体の大きさ・雌雄の色・羽の季節変化・エクリプス・目のまわりの色・くちばしの形・尾の長さ・足ゆびの形・角・シルエット・足跡・歩行跡・糞(タメフン)・ヌタ場
生態: 渡りの習性・鳥の歩き方/泳ぎ方/飛び方・餌のとり方・陸ガモと海ガモの区別・活動時間・冬眠・群・食性・砂浴び・谷下り・テン/ツキノワグマ/ヒグマ・繁殖生態(営巣場所・配偶様式・コロニー)・分布及び生息環境・季節移動
捕獲後の措置: 残滓の処理・病気・寄生虫・エキノコックス・放血処理
保護管理鳥獣の保護及び管理に関する知識(約2問)
保護管理の概要: 保護及び管理の手順(個体群管理・被害防除対策・生息環境管理)、第一種/第二種特定鳥獣管理計画、有害鳥獣捕獲、指定管理鳥獣捕獲等事業、夜間銃・捕獲鳥獣の放置、個体数調整、ガンカモ調査・標識調査
錯誤捕獲の防止: 錯誤捕獲の定義・対処法・未然防止の方法、傷病鳥獣を発見したときの対応、網/わな/くくりわなの管理
鉛弾による汚染の防止: 散弾の種類(非鉛弾の取扱い上の留意点)、鳥獣の鉛中毒
人獣共通感染症の予防: 感染症の概要・予防方法、感染症とダニとの関係
外来生物の対策: 外来生物の定義、特定外来生物法の概要、外来種
受験の心得
問題文をよく読むこと。「正しいものはどれか」「適切なものはどれか」「誤っているものはどれか」「違反でないものはどれか」「差し支えないものはどれか」など、問われ方によって正解が変わります。
消去法を使うこと。明らかに間違っている選択肢を順次2つ消していき、正答を導き出す方法が有効です。
時間いっぱい取り組むこと。70%の得点で合格です。時間の許す限り読み返したり、わからなかった問題をじっくり考えるようにしましょう。
すでに狩猟免許を持っている方へ
他の猟法の狩猟免許試験を受ける場合、知識試験のうち「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法令」のみが出題され、「鳥獣に関する知識」「鳥獣の保護及び管理に関する知識」の試験は免除されます。受験手数料も3,900円に減額されます。